結婚してもいいのか?
今の彼女についての悩み。
彼女は、僕のサークルの後輩だ。僕は来年から研修医。数年すれば、ちょうど結婚するにはちょうどいい時期になる。
彼女のことは好きだ。話していて面白いし、顔が可愛い。僕のことを支えてくれようとしてくれるし、頭もいい。
恋人としては、たまに不機嫌になるところも含めて、刺激的で、楽しい。
でも、将来のパートナーとして、少し気になる点もある。それが、話し合いができないところと、どちらかというとテイカー気質で主体性がないところである。
話し合いができない、というのは、別に言葉のキャッチボールができないわけではない。問題は、人よりも強い先入観と、その先入観をもとにした価値観を修正していく柔軟性の無さである。
彼女は、色々なことに感受性が高い。それはいいことだと思う。しかし、最初に感じた印象をずっと持ち続ける。話し合いの結果明らかに彼女が間違っていたとしても、結局は最初の感覚を修正しないことが多い。
昔一度僕のせいで、別れ話になった。僕が飲み会をし過ぎたことで、彼女が限界になった。この件に関しては、基本的に僕が悪い。彼女がそこまで嫌がっていることに気づかなかった。別れ話の末、交際を継続することにした。この時、僕はもちろん飲み会を減らしていく事を約束したが、彼女が嫌がっていたのは頻度ではなく、「そんなに飲んで体が心配である」ということであった。
彼女が僕と出会ったころ、僕は沢山飲み会をしていて、僕は沢山飲むことで有名だった。おそらくその時の先入観が強く、それが僕の飲み会に対する嫌悪感への原資となっている。
この件で、僕は基本的には謝罪をする姿勢だったが、いくつかの主張をした。
まず、男同士で集まって何かやるときにはお酒が絡むことが多いし、それは彼女が友人とおいしそうな、洒落たディナーに行ったり、アフタヌーンティーに行ったりするのと同じようなことである、ということだ。男子数人で洒落たディナーに行こうと話がまとまることなんて滅多にないし、ましてやアフタヌーンティーなんて付き合ってる彼女か、家族としかいったことがない。だから、飲み会が少し続くこともあるのは理解してほしい、と。彼女は、男子同士の遊びのカルチャーを理解していない。女子の遊びのそれをもとにした物差しで僕のことを見ている。
次に、僕も一応健康には気を遣って飲み会をしている、ということである。実際、これ以上やったらさすがに体を壊すな、というラインを越えて遊んでいることはあまりないのだ。でも彼女にとって、僕が健康を害するほど飲んで見えるのは、ひとえに彼女と僕の体力の差にある。僕は小中高大と運動部だし、アクティブに遊ぶことが好きで、それゆえ、遊びの体力がある。対照的に、彼女はどちらかというと体力がない方で、2人で旅行に行っても、彼女が疲れて最後の予定を飛ばして帰ることが多い。しかし、彼女はおそらく、自分の健康体力の限界という枠組みで僕の遊びの無鉄砲さを評価している。そこに認識の齟齬があるのだ。僕はこう主張した。
話し合いの時は彼女も理解したようにみえたが、国試が終わった一発目の飲み会で、僕が深夜まで飲んだことに対して、嫌悪感を示した。
これは僕が悪いのか?今日ぐらい楽しめばいいじゃん、という遠目な視点と、寛容な考え方はできないのだろうか?
彼女は、おそらく僕が飲み会をすることに対する評価を1mmもアップデートしていない。価値観をすり合わせるという概念が、これまでの彼女よりも希薄なのだ。
また、テイカー気質で主体性がないところも少し気になる。僕が3月に卒業旅行へたくさん行く事に対して、「私も旅行行きたかったな」と度々主張される。確かに、彼女の予定よりも先に卒業旅行をバンバン入れたのは僕にも落ち度はある。しかし、卒業旅行なんて半年も前から決まることだし、誘われたら基本的に断るという道はないのだ。だって、最高学年である僕を中心に日程調整がされるのだから、どうやって僕が断る方法があろうか。加えて、僕は彼女から卒業旅行に行きたいなんてことは聞いていなかったのに、僕のカレンダーがどんどん埋まっていく中で、「私も行きたかった」と主張しだしたのだ。しかも、彼女の論調は、僕に100%の落ち度があるかのようである。
しかし、考えてみてほしい。彼女と旅行に行くときはいつも僕がホテルやごはんを予約するし、旅程を立てるのも基本的に僕だし、車を運転するのだって僕だ。旅行の誘いや日程調整ぐらいそっちが主体的にやったらどうだ??と僕は思う。
また、彼女が卒業旅行に行きたいと行ったから、何個か候補日を提示してみたが、「残ってる日で私と遊ぼうとしてももう私も予定埋まっているよ」と。
これは一例だが、基本的に彼女はこのようにテイカー気質だ。僕はどちらかといえばギバーだから、それで僕たちの関係は保たれているが、将来のパートナーとしてこの点はどうなのだろうか。
以上の、2点。「価値観をアップデートしようとする柔軟性に欠ける点」と「テイカー気質で主体性がない点」。これが、僕が喫緊で彼女に関して悩んでいることだ。
僕だって全くもって完璧じゃないし、僕の弱いところを彼女にぶつけてしまっている点もある。しかし、今あげた2点は確実に僕はできているし、今後自分に余裕がなくなった時に、これらの点に目をつむることができない可能性もある。
これに関しては、僕が社会人になる前に少し話し合わなけらばならない。
結婚って一度しかない判断なのに、結婚した人生の先輩方は、どのような基準をもって判断したのだろうか。